人間ドック

 

 

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 予防医学の点から、普段症状なく過ごされている方々を対象に人間ドックを準備しました。

ご希望であれば、土曜の午後や日曜日の検査も可能です。

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①大腸CT検査   料金は34,000円です。

 大腸CT検査の前処置は、検査前に3回検査食、バリウム懸濁液、500mlの水を飲みます。午前の検査であれば就寝前に、午後であれば朝食後に下剤を内服します。多量のニフレックは不要です。検査の時は、炭酸ガスを注入して大腸を膨らませて、仰臥位と伏臥位で撮影します。検査自体は15分程で終わりますが、前処置の詳しい説明がありますので診療時間内に一度来院して頂く必要があります。検査結果は郵送しますが、外部の放射線専門医に依頼しますので10日程かかります。

 

②頭部CT検査   料金は10,000円です。

 頭部CT検査に前処置はありませんので、電話予約のみで受けられます。検査自体は5分程で終わります。検査結果は郵送しますが、数日かかります。


 例えば、大腸癌は癌による死亡原因では上位を占めますが、早期の段階では自覚症状はほとんどありません。CTとその周辺の能力が向上し大腸CT検査が可能になりました。CTによる大腸検査は、平坦な病変は苦手ですが腫瘍など形状変化には有効です。保険診療での内視鏡ではその場で組織検査や処置が可能ですが、大腸CT検査では対応できません。しかし肛門から挿入して行う内視鏡検査よりも前処置を含め負担は軽く、検診目的としては有効で近くのクリニックでもできることは意義があると思います。私は消化器専門医ではありませんが画像の診断は専門の放射線医にお願いしますので安心してください。必要時には専門医へ紹介いたします。
 また無症候性脳梗塞いわゆる隠れ脳梗塞は、はっきりした症状はありませんが、将来の症状の出る脳梗塞や認知症の原因となりえます。脳動脈瘤など血管の評価は出来ませんが、CTで脳梗塞が判明すれば適切な対応が必要になります。
 更に、大腿骨頚部骨折を起こすと1年以内の死亡率が増加するといわれています。大腿骨頚部骨折の危険因子として高齢、女性、低い骨密度等があります。当院では簡易的に手の骨密度を測定します。骨密度が低ければ圧迫骨折も含めた予防が必要になります。
 他に、肺や心臓の機能検査も可能ですが、当面、人間ドックメニューは大腸CT検査と頭部CT検査のみとします。